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膝側副靭帯損傷(そくふくじんたいそんしょう)

概要

膝の靭帯損傷は、スポーツ中の接触や転倒、交通事故などで膝に強い力が加わったときに起こるケガです。最も多いのが、内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)損傷です。サッカーやラグビー、スキーなどで相手とぶつかったり、膝が外側から押されたときに起こりやすいケガです。前十字靭帯や半月板など、ほかの組織と一緒に傷つくこともあります。重いケガになると膝の安定性が失われ、歩いたり走ったりが難しくなることがあります。

症状

  • けがをした直後からの膝の痛み
  • 膝の腫れ(とくに受傷後数時間で強くなる)
  • 歩行が困難になる
  • 軽い損傷では数日で痛みが落ち着きますが、重度では靭帯が完全に切れてしまい、膝がぐらぐらと不安定になることもあります。

診断

  • 膝の腫れ具合や動かしたときのぐらつきを確認
  • X線(レントゲン)検査で骨折の有無も確認
  • 疑わしい場合にはMRI検査を行って、靭帯の損傷の程度を正確に調べます。

治療

単独の側副靭帯損傷であれば、多くは保存療法(手術をしない治療)で治ります。

  • 膝を安静にし、装具やサポーターで2〜3週間固定
  • 必要に応じて痛み止めや冷却を併用
  • 固定期間が終わったら、リハビリで関節の動きや筋力を回復させます。

軽症の場合は数週間程度で回復しますが、重度の場合や他の靭帯(前十字靭帯など)が同時に損傷しているときは、手術(靭帯再建術)が必要になることがあります。

スポーツ中のケガや交通事故後の膝の痛み・不安定感がある方は、早めの診察をおすすめします。

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